Skills と Rules

LLM エージェントに MCP を接続すると、エージェントは WEEGLOO API を直接呼び出せるようになります。ただし、API を呼び出せることと、その API を WEEGLOO が意図したとおりに正確に使うことは別です。たとえば、どの状況で CMA を使い、どの状況で CDA を使うべきか、Content Type のフィールドをどう設計すべきか、Delivery Access Token にどの権限を紐付ければ安全かは、呼び出し方だけではわかりません。

Skills と Rules は、このギャップを埋める 2 種類の案内です。Skills は特定の作業をうまく実行する方法をまとめたガイドで、Rules は作業全体で守るべきルールです。インストールツール(npx weegloo@latest)が、MCP 接続とあわせてこの 2 つを一緒にインストールできます。

Skills と Rules の違い

どちらもエージェントに与える情報という点では同じですが、役割が異なります。

Skills は、特定の作業をどう実行するかを手順とパターンで整理したガイドです。作業ごとに 1 つずつあり、エージェントはその作業を始めるときに該当する Skill を読んで従います。たとえば Content Type の設計、サービス構成の選択、Delivery Access Token の発行といった作業に、それぞれ Skill があります。エージェントは推測の代わりに、検証済みの方法に従うようになります。

Rules は、作業の種類に関係なく常に守るべきルールです。たとえば WEEGLOO API のベースアドレス、リソース一覧をページ単位で取得する方法、リソースを更新するときにバージョン情報をあわせて送る必要があるといったことです。エージェントは作業の間ずっと、このルールを背景として適用します。

整理すると、Skills は「この作業はこうする」という作業別の案内であり、Rules は「どの作業をするときでもこれは守る」という共通のルールです。

インストールする

Skills と Rules は、MCP インストールツールがあわせてインストールします。ターミナルで次を実行します。

npx weegloo@latest

実行すると、接続する環境(エージェント)と Personal Access Token を順に尋ね、MCP サーバーとあわせて Skills・Rules をその環境にインストールします。インストールの手順と環境ごとの設定は 接続する で扱います。

@latest を使うと、常に最新バージョンがインストールされます。すでにインストールしたあとで最新の状態に合わせる方法は 最新の状態に保つ で扱います。

最新の状態に保つ

Skills と Rules は、一度インストールして終わりというものではありません。WEEGLOO に新しい機能が加わり、推奨される方法が変わるたびに、この案内もあわせて更新されます。一方で、自分のコンピューターにインストールされたものはインストールした時点のコピーなので、その場にとどまったままです。

インストールしたものが古くなると、2 つのことが起こります。新しく追加された Skill や Rule はインストール済みのものにそもそも入っていないため、エージェントはその機能を扱う方法を知りません。すでにあった項目の内容が変わっていた場合、エージェントは以前の案内にそのまま従います。どちらの場合も、エージェントは今の WEEGLOO ではなく、インストールした時点の WEEGLOO を基準にして作業します。エージェントが出す結果の品質はここで分かれるので、Skills と Rules は最新の状態にしておくことをおすすめします。

最新に保つ対象は、自分のコンピューターにインストールされた Skills と Rules です。MCP サーバーは別途更新するものがありません。

新しいバージョンが出ると、エージェントが知らせてくれます。エージェントは WEEGLOO 関連の作業を始めるときにインストール済みのバージョンを確認し、最新であれば何も表示しません。更新するものがあるときだけ、次のような案内とあわせて実行するコマンドを表示します。

ターミナル
📦 A Weegloo update is available (installed a1688fbfc979 → latest 6df28e82525f). To update, run the command below.

このアップデートは自動では実行されません。インストール済みのファイルを書き換える作業なので、ユーザーが確認したあとに実行します。案内が表示されたら、あとまわしにせずその場でコマンドを実行することをおすすめします。案内に表示されたコマンドをそのままターミナルで実行します。

ターミナル
npx weegloo@latest --agent claude --location global --update

--agent--location の位置には、インストールするときに選んだ環境と場所が入るため、コマンドはインストールの状態によって変わります。案内に表示されたコマンドをそのまま使えば、正しい値が入ります。

コマンドを自分で入力する代わりに、エージェントに「weegloo をアップデートして」と伝えることもできます。エージェントは実行するコマンドをすでに知っているので、どのコマンドを使えばよいかを調べる必要はありません。

アップデートが保つものと変えるもの

アップデートは、インストールを最初からやり直すものではありません。最初にインストールしたときに選んだ内容を保ったまま、中身だけを最新に合わせます。

  • インストールするときに選んだ Skills と Rules の選択がそのまま保たれます。一部だけインストールしていた場合は、その状態のまま残ります。
  • 前回のインストール以降に新しく追加された Skills と Rules は、自動であわせてインストールされます。インストールするときに意図的に除外した項目は、引き続き除外されたまま残ります。
  • リポジトリから削除された項目は、自分のコンピューターからも取り除かれます。
  • インストールするときに選んだバージョンにそのままとどまります。
  • MCP サーバーの設定には手を加えません。そのため、アップデートのときは Personal Access Token が必要ありません。

インストール済みの Skill や Rule のファイルを手で削除した場合は、アップデートがそのファイルを再びインストールします。項目を外したいときは、ファイルを削除せずにインストールコマンドをもう一度実行し、選択画面で解除します。

アップデートした内容は、新しい会話から適用されます。エージェントは会話を始めるときに Skills と Rules を読み込むため、進行中の会話は以前の内容を使い続けます。

自分で確認する

Skills と Rules は公開リポジトリに入っています。インストールされた内容を自分で開いて確認したり、どの作業にどの案内があるかを調べたりするには、リポジトリを参照します。

Skills と Rules は、リポジトリの plugins/weegloo/ 配下に、それぞれ skills/rules/ ディレクトリとして入っています。

インストールツールを使わずに直接連携する場合も、上記の latest パスのファイルをそのまま取得して使えます。

次にすること

  • 接続する: 環境(エージェント)ごとに MCP サーバー・Skills・Rules をインストールする方法を扱います。
  • MCP: MCP サーバーがどのように構成されるか、サーバーグループやファイルアップロードサーバーを扱います。